英語は好きですか?
中高生時代、英語は得意教科でしたか?
わたしは英語が大の苦手でした。
特に文法が苦手でした。
本当に苦手で苦手で、正直なにをやっているのか全くわからない状態でした。
友人には英語が大の得意という人も少なからずいて、うらやましくてしょうがなかったことを憶えています。
なかには英語だけではなく、フランス語やドイツ語も理解するつわものもいて、出来が違うんだとあきらめるほかありませんでした。
何がキッカケだったんでしょう。
苦手意識に凝り固まった私が、いつからか英語に親しむようになっていったのです。
たぶん、英語の本が読みたいとか、単純な理由だったと思います。
辞書を引き引き、洋書に首ったけだった時期を過ごしました。
そうなると、辞書だけでは、単語だけでは洋書を読みこなすことはできません。
絶対に文法の理解が不可欠です。
こうして、やむを得ず、文法にもう一度取り組む決意をしたのです。
それが今や、会話や聴き取りはそっちのけ、文法大好き人間に変貌してしまうとは、まったく人生はわからないものです。
日本語で書かれた英文法についての本はきわめて多く、そのクオリティの高さはおそらく世界一なのではないでしょうか。
文法書もそうですが、辞書も英和辞書に関しては、その種類の豊富さ、完成度を見ると見事なものです。
その意味で、日本語で英語を学ぶ環境は整いすぎるほど整っているといえるでしょう。
にもかかわらず、です。
英語はしゃべれない、と多くの人は思い込んでいるのではないでしょうか。
きわめて残念なことです。
多少、間違っていても英語はなんとか通じるものです。
あまり正確さにこだわる必要もありません。
一番いい例がテレビ番組での出川哲郎さんの英語ではないでしょうか。
なんとか通じるものです。
問題なのは、英語にたいする苦手意識を植え付ける日本の英語教育にあるように思いますが、それはまた今度じっくり考えたいと思います。
私は英文法が好きだ、とお話しました。
これから、英文法の魅力を皆さんに伝えていければ、と思ってます。
なにより、英語の苦手意識の払拭に少しでも貢献できればと思います。
苦手意識さえなければ、英語はそんなに難しくありません。
もちろん、英語習得の達成目標をどこに置くかで、勉強のスタイルも費やす時間も変わってきますが、私はスピーキングに関しては、ネイティブ並みの発音などにこだわる必要はないと考えます。
そもそも、ネイティブ並みの発音になる必要もありません。
論語にありますよね、「辞は達するのみ」です。
必要な情報が相手に伝わればそれでよしです。
シェイクスピアを英国人なみに朗々と発音したい、という方はこんなブログにお付き合いいただく必要はまったくありません。
すぐさま英国留学するための行動に移るべきです。
とりあえず、軽い気持ちで英語に向き合いましょう。
人間の言葉なのですから、どんな人でも英語に慣れることができます。
現に、英語圏の子どもたちは、みんな英語を使いこなしているではありませんか。
英語を理解するのに必要なのは、素直なこころだけです。
それでは一緒に英語の旅に出かけてみましょう。
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