英文法の基本文型をマスターする②

5文型

今回は英文法5文型の第3を解説していきます。

S+V+Oです。

主語+動詞+目的語 ですね。

実際の使用頻度でも、この第3文型がもっとも使われている文型だそうです。

実感としても、第1・第2・第3までの文型をマスターすれば、かなりの英文を読めるようになると思います。
 
それでは、さっそく参りましょう。

S+V+Oについて

He eats soup.   彼はスープを飲む。

この場合、He eats…で文が終わると、意味が不完全です。

何を食べたの?となりますからね。

だからこそ、名詞のsoupが動詞のつぎに来ることで、スープを飲んだんだな、とわかるわけです。

このときに語順に気をつけなければなりません。

S+V+Oの順番でなければ、この文は意味をなしません。

日本語だとどうでしょう。
スープを彼は飲む。
これでも意味は通じますね。
「てにをは」は非常に便利です。
この場合、「を」が目的格を表しますから、文頭にきても問題ないわけです。

英語はそうはいきません。

He soup eats. あるいは Soup eats he.

どちらも意味が通じません。
後者は文としては成立しますが、「スープ」が「彼」を飲むわけがありませんので、ナンセンスな文となっています。

英語で語順がいかに重要か、わかってもらえたでしょうか。
英語はS(主語)、V(動詞)、O(目的語)、この順番でなければ意味が通じないのです。
ですから、極端な話ですが、英語で人に何かを尋ねたいときは、最初にSVを言ってしまって、そのあと目的の名詞を付け加えればいいわけです。
I’m looking for~ とか I’d like to go to ~ とかですよね。

さて第3文型に戻りましょう。

S+V+Oタイプの文は基本的にSはOをVする、ということですから、O「を」という助詞で訳すことができます。

ただし、日本語と英語の発想の違い、ズレというのがありますので、必ずしも「を」でカバーできない場合もあります。

例えば、marry や climb などの動詞です。

John married Lucy.    ジョンはルーシー(と)結婚した。

上の例では、日本語訳では助詞が(と)になっています。
日本語の感覚では結婚は誰か(と)するものですから、助詞も当然(と)になるわけです。

ところが、英語ではmarryは他動詞ですから、withなどの前置詞は不要です。
この点は気をつけてください。

climbについても同様です。

I climbed Mt.Fuji.  私は富士山(に)登った。

日本語では富士山(に)登るのであって、富士山(を)登るとは言いませんよね。
文脈によっては、富士山(を)登る、というのも許容範囲でしょうが、一般的ではありません。

この辺は気をつけたいところです。

最後にまとめましょう。

◎S+V+Oは、SがOをVする、文型です。

これで5文型の第3まで終了しました。
残りは2つです。

つぎは第4を説明しましょう。

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