英文法の基本は5文型でしたね。
この5文型が便利なものであるのは確かです。
確かに英語はこのフォーマットで構成されてますしね。
5文型を完全にマスターしてしまえば、英語を読みこなすうえで大変有益なのは間違いありません。
そこで、5文型をさっとマスターしてしまいましょう。
そんなに難しいことはないですよ。
まずは、S+V、S+V+C、この2つを理解しましょう。
難しくありません。
簡単ですよ。
まず、文字について復習します。
Sは主語、Vは動詞です。
Cは補語といいます。
これだけではよくわからないと思いますので、説明していきます。
私たちが使う日本語は、「てにをは」によって語の格を表現できるのでしたね。
私(は)読書します。
彼(は)医者です。
この(は)によって、「私」と「読書する」という語がコネクトされます。
(は)によって、「彼」が「医者」であることがわかるのです。
英語は「てにをは」をもたないため、別の形式で語の格を表現しなければなりません。
英語においてその役目を果たすのは、語の順番、語順です。
1、I sing. 私は歌う。
2、He is a student. 彼は生徒です。
英語は「てにをは」という便利な機能をもたないため、また、他のヨーロッパ諸言語のように名詞の格変化や動詞の活用も無いため、語順に頼るしかないわけです。
このことは、5文型の第3、第4、第5を学べば、はっきりすると思います。
S+V、S+V+C
さて、上記の2つの英文は、今回のS+V、S+V+Cそのものの構文です。
Iは主語、singは動詞ですね。
Heは主語、isは動詞、a studentは補語です。
この2つの文は、意味は置いておくとして、形式に注目すればこういうことになります。
1、I sing. SはVする
2、He is a student. S=C
1番は問題なく理解できると思います。
主語Sが何かをする、Vするということですから、わかりやすいでしょう。
2番も形式は簡単ですが、be動詞の存在につまづく人がいるかもしれません。
ですが、難しく考える必要はありません。
be動詞は数式の=の意味であるとざっくりと理解してしまいましょう。
2番の動詞であるbe動詞は「不完全自動詞」と呼ばれ、「…は~である」などと説明されることが多いですよね。
確かにその通りなんですが、「…は~である」のような形式で覚えるのは効率が悪いです。
be動詞は=、S+V+CはS=C、これで十分です。
言語も数式のようにシンプルに表現できればいいのですが、そうはいかないのが言語です。
be動詞も主語によってその姿を変えますよね。
Iならam、Youならare、He・She・Itならisというふうに。
また、過去形もありますね。
was、wereなどがそれです。
それぞれの主語に応じて形が違いますが、意味は一緒です。
数式の「=」と一緒です。
まとめましょう。
◎S+Vは、SがVする、とおぼえましょう。
◎S+V+Cは、S=C、ということです。
ちなみに、S+V+Cには、becomeやseemもあります。
これも記号で覚えちゃいましょう。
becomeは→です。SがCになる、S→Cです。
Bob became a doctor. ボブは医者になった。
seemは、「~のように見える」ですから、必ずしもS=Cではありません。
あくまで見ている人にとってはS=Cなので、S≒Cぐらいに理解しておきましょう。
He seems a very old man. 彼はとても年寄りに見える。
まったく大きなお世話、といいたくなるような例文でした。
それでは今回はこの辺で失礼します。
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