在宅でできる副業はないか。そう考えている方にぴったりなのがライティングです。
パソコンとインターネット環境さえあれば、誰でも何歳でもいつでもどこでも始められます。
つまりやる気さえあればライターになれるのです。
今回ご紹介するのは副業ライティングについてです。どんなサイトでどんな仕事があるのか、さっそく見ていきましょう。
副業としてのライティング
ここでいう副業ライティングとはWEBライティングのことです。
ネット上に日々アップされる膨大な記事。これらを書くのがWEBライターです。
個人ブログや法人HPなどさまざまな記事が存在しますが、大半は外注ライターに依頼して作成したものです。さる著作業の有名人ブログも外注ライターを使っていることに気づいてがっかりしたこともあります。自分ですべて書いている人はむしろ少数派でしょう。
こういった記事作成の仕事を受注して記事を書き、ワードかテキストファイルで納品してお金をいただくのがWEBライターです。コロナ禍で自宅で過ごす人が多くなったいま、在宅でもできるWEBライティングにチャレンジしない手はありません。
文章にニガテ意識を持っているかたもそれほど心配したものでもありません。発注者が欲しいのは名文ではありません。読者に伝わる文章です。難しい言葉を駆使する文章ではありません。シンプルで正確な文章こそが求められます。
では、どこでそういったライティングの仕事を探せばいいのでしょうか。じつはそのためのサイトがあるのです。サイト上で発注受注、そして支払いも完結します。つぎに有名なサイトを2つご紹介します
初心者におすすめのサイト
初心者は以下の2つに登録しておけば十分です。私も利用しているのは以下の2つだけです。そのほかにもいくつか登録しているサイトはありますが、実質使用しているのはこれらに限られます。順番に見ていきましょう
クラウドワークス
一番お世話になっているのがこのサイトです。仕事数も一番多いように感じます。テレビCMでもご存じの方も多いと思います。
まずは会員登録をしましょう。
メルアドを入力するだけです。入力したメルアドに折り返し申し込みのメールが届きますから、指示に従って登録すればOKです。
依頼を検索したいときは、「仕事を探す」にキーワードを入れてクリックすると募集中の案件が一覧で出てきます。気になった案件には、メールで申し込みましょう。発注者が申し込みを受け入れれば契約が成立します。支払いもクラウドワークスで完結しますので、未払いというトラブルがありません。
ただ、手数料は取られますが。非常に使いやすいサイトで、アンドロイドのアプリもあるため、スマホでも仕事の検索やメールのチェックができます。登録は無料ですから、ぜひ登録だけでもしておけばいいと思います。
ちなみに私は登録だけして一年ほどほったらかしにしておきました。ある日、登録していたことを思い出して利用するようになりましたが、自分のペースで仕事にかかれるというのもこういったサービスの特徴でしょう。
ランサーズ
クラウドワークスと並んで、クラウドソーシングの双璧といえるのではないでしょうか。
基本的にはクラウドワークスと同じサービス内容です。
どちらがいいかというのは好みの問題になりますが、結論としてはどちらも使えばいいということになります。
ただ、仕事の検索に関してはランサーズのほうが便利な印象はあります。1文字いくらで案件が検索できるのも大きな強みです。強いて言えば、アンドロイドのアプリがないのが不便な点でしょう。
ライティングは儲かるのか
結論からいえば、ピンキリです。なかにはライティングだけで生計を立てている人もいます。
ですが、この記事でのライティングはあくまで副業レベルのものですから、月に2~3万というのが現実的なラインでしょう。
案件の目安として1文字1円ということがよく言われます。2000文字なら2000円ということですが、あまり1文字1円にこだわることはないと思います。
もちろん、その金額以上で受注できれば御の字ですが、1文字0.7円でも0.5円でもまずはチャレンジしてみる姿勢が大切です。こういった仕事でも大いにライティングの勉強になりますし、記事の作り方を学ぶには額に汗をかくのが一番です。
私自身も最初の仕事は1文字0.3円でした。それでも文章を書いてお金をもらえるのが楽しくて、あまり苦痛に感じなかったことをおぼえています。
ただし、1文字0.1円で10記事とか20記事とかの記事数固定の案件には要注意です。これは発注者がいかに安く記事を量産するかという観点からライティング初心者を狙った募集ですので、こういった案件には募集しないことをおすすめします。ただ疲弊するだけの仕事になって副業ライティングに対する興味を失う結果になります。ここは気をつけてください。
ライティングの心得
ライティングを始めるうえで、ここは気をつけたほうがいい点をいくつか列記します。
自分にできそうな案件からはじめる
いきなり高額案件を狙うのはやめましょう。もちろん、メールを送って申し込みをするのにお金がかかるわけではないので自由ですが、まず採用されることはないでしょう。
このくらいならできるかな、という印象の案件から始めるのがベターです。慣れてきたらちょっと難しそうだな、と感じる案件にもチャレンジしてみてください。仕事の範囲が確実に広がります。
納期は守る
これは絶対です。納期は守りましょう。
文章の質というのは定性的なもので比較検討が難しいものですが、納期を守ったかどうかというのは一目瞭然です。意外に納期を守らないライターも多いようなので、納期にこだわるのはそれだけでも強みです。
ライターとして取り柄がない、と感じるならまずは納期だけは厳守しましょう。それだけでも全然違います。
いい文章ではなく、伝わる文章を心がける
私たちは素人ですから、村上春樹氏のような文章を書くのはあきらめなければなりません。また発注者も望んでいません。
心がけるべきは、しっかりとした日本語で書かれた伝わる文章です。
言うは易く行うは難し、という感じですが、文章の書き方についてはあとでおすすめ図書を紹介したいと思います。手元におきながら参考にしてほしいと思います。
SEOについて理解しておく
SEOというのはSeach Engine Optimizationの略です。「検索エンジン最適化」と訳されます。
WEB上の記事はほとんどがGoogle検索で表示されてクリックされますので、この検索に引っかかるようにキーワードを調節する必要があるのです。
ライティングの依頼でも、タイトルや見出し、あるいは文章中に含めてほしいキーワードを指定される場合があります。
なぜそういう作業が必要になるかといえば、SEOのためです。
記事は読まれなければ意味がありません。そして記事は検索されなければ読者の目に触れることはありません。そのためのSEO対策なのです。
ただ、最初のうちはそれほど気にしなくても大丈夫です。
ライティングの依頼は、高額のものでないかぎり、構成もできた状態でライターにわたされます。ライターは構成にしたがってライティングで埋めていけばいいわけですから、SEOについてはそれほど心配しなくてもいいのです。
ただ、SEOについて理解があるライターは発注者にとってありがたい存在であることは付け加えておきます。
副業は会社にバレるのか
本業を持っている方だと、副業が会社にバレるのではないか、という不安があると思います。就業規則で副業禁止の会社もまだあるでしょうしね。なぜ会社に副業がバレるのか、いくつかのパターンを検証します。
自分で周囲に言いふらす
意外に多いのがこのパターンです。少しずつ利益があがってくると、どうしても気持ちが大きくなって他人に言いふらしたくなるのでしょう。
つまり、自分で言いふらさなければ会社にバレることもないのです。副業は黙ってコツコツやりましょう。
確定申告の住民税通知書
副業である程度の収入を得られるようになると、確定申告をする必要があります。
この確定申告の住民税の数字で会社にバレることがあるのです。
これを避けるためには、確定申告で普通徴収を選択して自分で住民税を払う方法があります。
ただし、この方法も完全ではありません。細かくチェックされたらバレることもあるそうです。
いっそ雑所得で申告する案もあるそうですが、細かい技術的な方法については税理士さんに相談するのがベストです。やっぱりプロの手を借りるのが安心ですね。
なお、確定申告は副業の所得が20万円を超えたときに現実的な問題となってきます。副業を始めたばかりの時はそこまで心配しなくても大丈夫です。まずは気軽にライティングに取り組んでみてはどうでしょうか。
おすすめライティング本
いきなりライティングといっても何から手を付けていいかわからないと思います。そこで、参考図書をいくつかご紹介します。実用的な本を選びましたので、即座に実践で使えると思いますよ。
伝わる文章が速く思い通りに書ける87の法則 山口拓朗著
そもそも文章をどう書くか、どういう形式で書けばいいのか、こういった基本的な疑問にも答えてくれるのが本書です。
とくに文章のテンプレートは初心者にはありがたいものです。このテンプレートは、文章を展開する順序のテンプレで、構成を考えるときに役立ちます。
このほかにもライティングに必要な知識、たとえばタイトルの付け方や1記事1メッセージなど、基本的な項目も一通りおさえられていますので、大変便利な本です。
ちょっと変えるだけで好感度がUPする!モノの書き方 話題の達人倶楽部(編)
文章の書き方の基本中の基本からくわしくまとめられた実用書です。
ひょっとしたら一番お世話になっているかもしれません。
「主語の正しい扱い方」や「助詞」、「句読点」などほんとの基本から読まれるための実践テクニックまで、文章を書く人なら絶対に購入しておくべき優れモノです。自信をもってオススメします。ぜひ購入してください。
記者ハンドブック 第13版 新聞用字用語集
これも実用書です。表記で迷うときによく参照させてもらってます。
たとえば、「1か月」と書くべきか、あるいは「1カ月」と書くべきか迷いますよね。そこでこの本を参照すると、「カ」は数字に付く場合に使用することがわかります。「ケ」は使わないことも判明します。つまり「1カ月」という表記が適切であるのがわかるのです。
このように細かい点で頼りになるのが本書です。手元に置いておけば頼もしい相棒として活躍してくれますよ。
まとめ
コロナ禍で家にいることが多くなった人にうってつけなのがライティングでしょう。ぜひライティングに挑戦してお金を稼ぐ経験をしてほしいと思います。
そのとき、この副業が自分にあっているのかいないのか、はっきりするはずだからです。自分の可能性を広げる旅に出かけてみようではありませんか。
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