おすすめの英和辞典はこれだ

辞書

みなさん、こんにちは。

今回はおすすめの英和辞典をご紹介したいと思います。

じつは私は辞典が大好きで、ついつい辞典を買いあさるクセがあるのです。

そのせいで、自宅には辞典が山積みの状態になってしまい、家族に呆れられる始末です。

でも、辞典好きの人は何となくわかりますよね?
あの表紙の手触り、印刷された紙の質感、字のフォントなど、魅了されてつい欲しくなってしまう。

そこで、買い込んだ辞典のなかから、これは使えるという辞典の情報を皆さんと共有したいと思います。

いろいろな辞書を比較しながら紹介していきます。

学習辞典を中心に

今回は学習辞典に絞ります。
翻訳などの実務で使える辞典は、また改めて紹介したいと思います。
といっても、学習辞典が実務に役立たないということではまったくありません。
実務の使用に堪える辞典はたくさんあります。
ぜひ、今回の情報を辞典選びの参考にしてください。

ランキング形式でいきましょう。

まずは、こちら。

1位 スーパーアンカー英和辞典 第5版

学習辞典なら、これが一番おすすめです。

高校生から大学受験までというのが想定の利用者なのでしょうが、高校生に独占させておくのはもったいないと感じさせるほど、辞典としての完成度は高いです。

収録語数でみれば、ジーニアス英和辞典 第5版ウィズダム英和辞典 第4版などには劣りますが、その分、語義の説明がわかりやすい。

なにより、紙面が見やすいのは助かります。

字の大きさや、語義の説明も見出しが色分けされているので、見つけ出しやすいのです。

「使える」という観点から見て、この辞典を強くおすすめする所以です。

自信をもってこの辞典をおすすめします。
買って損はないと断言します。

2位 ジーニアス英和辞典 第5版

皆様、ご存じジーニアスです。

もはやブランドといっていいでしょう。
安心感があります。

私が実際に使っていたのは第3版でしたが、第5版は表紙の幅が広いですね。
非常に開きやすくなってます。

収録語数も約10万5000といいますから、中辞典クラスになってきました。
第3版と比較すると、第3版が約9万2000でしたから、1万以上増えた格好ですね。

語義の説明も詳しい。
しかし、スーパーアンカーに比較すると、あまりに収録語数が多すぎるせいでしょうか、多義語になると調べにくい。

特に、give や make、 takeなどの多様な意味と用法をもつ語になると、目当ての意味を探すのに骨が折れます。

字の大きさが小さいのも見づらさの原因の一つです。
多くの情報を詰め込みすぎた感があります。

ですが、その点に慣れてしまえば、ジーニアスがいい辞典であることにはかわりありません。
長いスパンで使用するならジーニアスでしょうが、初心者や中級者には向かないのではないでしょうか。

3位 ライトハウス 第6版

正直、辞典としての完成度はスーパーアンカーに軍配があがると思います。

でも、私はこれをおすすめしたい。
理由は単純です。

若いころ、ライトハウスを愛用していたからです。

やっぱり使いやすいんですよね。

収録語も約7万と学習辞典としては十分なレベルです。

ちなみに、一時期、洋書にハマってペンギンブックスを読み漁ってたころに座右において使っていたのがライトハウスでした。
約7万の語数では載っていない単語も当然あるのですが、ライトハウスでもかなりの単語はカバーしています。
載っていない単語はさらに大きい辞書で調べるしかありませんが、ライトハウスでも結構いけるものだと思いました。

紙面のデザインも見やすい。

もし、あなたが初心者なら、ライトハウスも選択肢に入れてみてはどうでしょう。

4位 コンサイス英和辞典

コンパクトサイズの辞書で、日常的に一番使った辞書かもしれません。

洋書を読みながら単語を調べるときに非常に便利です。

ソファーに横になりながら洋書でわからない単語があると、そのままこのコンサイスで調べました。

ものぐさ人間には最適といえます。

収録項目も13万。

これに載ってない単語は、リーダーズ英和辞典 <第3版> [並装]ランダムハウス英和大辞典 〔第2版・全1巻〕、あるいはインターネットで調べるしかありません。

もちろん、学習辞典と違って、語義もシンプルなものですし、例文も多くはありません。

ですが、もしあなたがある程度の英語力をお持ちで、かつ読書を趣味とされているなら、このコンサイス英和辞典を買うことをためらわないでください。

それほどこの辞書にはお世話になってます。

5位 リーダーズ英和辞典 第3版

言わずと知れた名著中の名著。

洋書を読むなら、絶対に手元に置いておきたい優れた辞書です。

人名・地名はもちろん、歴史的事件や各種団体名、はては架空の人物まで、収録語彙数は27万以上です。

語彙数だけではありません。

単語のこなれた日本語訳は、他の学習辞典には見られないほど柔軟なものです。

例えば、 labored という単語ですが、リーダーズでは「苦心した、骨折った」などの標準的な意味とともに、「のろくさい」などのこなれた日本語訳が載っています。

これはほんの一例にすぎません。

ページを繰って、さまざまな言葉に出会う喜びは、リーダーズ英和辞典 <第3版> [並装]でなければ味わえません。

たしかに値段も高い。
容易に手が出る金額ではないかもしれません。

しかし、もしあなたが英語好きで、洋書を読みこなしたいと考えているなら、ぜひ購入してください。

このすばらしい辞書をぜひとも入手してほしいと思います。

ここで、英英辞典も二つほど紹介しておきます。

英語に慣れてくれば、ぜひ英英辞典を活用してください。
英語で語の意味が読み取れるようになると、日本語で把握していた語が、生き生きしたものに感じられるようになります。

なんだかよそよそしかった英単語が急に身近なものになりますよ。

オックスフォード現代英英辞典 第10版


これ一冊あれば英英辞典はいいんじゃないか、というぐらいの素晴らしい辞書です。
185,000以上の見出し語・語句といいますから、英和辞典と比較すると、そのボリュームがわかりますよね。
ただ、持ち運びには適しません。
大きすぎます。

また、このオックスフォード現代英英辞典は、3,000語の基本語彙でさまざまな語を定義しますので、最低でも基本語彙3,000語は理解できなければ、なかなか使いこなすというわけにはいきません。

一つ例をあげましょう。

react という動詞を見てみましょう。

次のような語の説明があります。

“to change or behave in a particular way as a result of or in response to sth”

こういう感じです。

中級者以上はぜひチャレンジしてみてはいかがでしょうか。

Longman dictionary contemporary English(6E)


もう一つは Longman です。

こちらは、2000の基本語彙で語の定義をしていますから、オックスフォードよりはとっつきやすいのではないでしょうか。

さきほどの react という語を Longman で調べてみましょう。

“to behave in a particular way or show a particular emotion because of something that has happened or been said”

となってます。

好みの問題かもしれませんが、私がよく参照するのは Longman の方です。

使いやすいというのもあります。

始めて英英辞典を買うという方にはこちらのほうがいいかもしれませんね。

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