本好きにとって避けては通れない問題、それが本の整理です。
欲しい本は無限にあるのに、本を置くスペースは有限というジレンマに悩まされる方は多いと思います。
いつかは、山のように積んでいる本を処分しなければなりません。
しかし、その方法が問題です。
どうやって大量の本を処分すればいいのか?今回はこの大問題を解決する方法を説明しましょう。
古本を整理したい
引っ越しの業者さんに言わせると、本は石のつぎに重い荷物だそうです。
そのため、古本の片づけは大仕事です。どうやってこの古本を処分するか、方法は次の2つです。
・古本屋さんに持っていって売る(店頭買取)
・ネットで売る(宅配買取)
それぞれ見ていきましょう。
店頭買取
お近くに古本屋さんがあれば、そちらに持っていって売るのがもっともオーソドックスな方法です。
以下に店頭買取のメリット・デメリットをまとめました。
メリット
・すぐ現金化できる
・時間の節約になる
店頭で古本を店員さんに手渡して査定してもらうだけですから、非常にカンタンです。
ものの20~30分もあればお金を受け取って終了します。時間もかかりません。
もっとも確実な方法といっていいでしょう。
デメリット
・本が大量だと運ぶのが難しい
・査定額はあまり期待できない
自家用車でもあれば、本をダンボール箱につめて大量に運ぶことも可能ですが、自転車や徒歩では限界があります。
せいぜい紙袋につめられる程度です。
気軽に古本を処分するなら店舗買取が理想ですが、量によっては現実的な選択肢ではありません。
とくに、マンションやアパートなどにお住まいの方は大量の本を運ぶのは難しいでしょう。
また、査定額もあまり期待できません。とくにベストセラーの書籍などは市場にありふれた商品ですから、査定額が低くなりがちです。
では、ネットを利用した買取サービスの場合はどうでしょうか。
宅配買取
こちらもメリット・デメリットに分けて見ていきます。
メリット
・自宅に引き取りに来てくれるサービスがある
・古本を大量に処分できる
ネットで申し込みをすませると、宅配業者さんが引き取りに来てくれるサービスがあります。
自宅にいながらにして、古本を処分することができるのです。ものぐさの人にはぴったりのサービスといっていいでしょう。
後日、査定額の連絡が来ますから、そちらを確認してOKならそのまま買取成立です。申し込みの際に入力しておいた銀行口座に代金が振り込まれる仕組みです。
なかには、古本を詰めるためのダンボールもサービスしてくれる業者さんもあります。
業者さんによってサービスは異なるので、その点はよく確認することが大切です。
もちろん、古本だけでなく、CDやDVDなども取り扱う業者さんも多いので、この機会に不要なものは処分してしまいましょう。
デメリット
・支払いまでに少し時間がかかる
店頭買取と違って、この点はどうしようもありません。
段ボールに詰める→送る→査定→支払いという流れですから、多少時間がかかるのはやむを得ません。
ちなみに、私はものぐさな人間ですから、よくこの宅配買取のサービスを利用しています。それでも本がたまっていくのはどうしようもありません。売っては買い、買っては売りの繰り返しです。本好きの宿命といえるでしょう。
古本買取おすすめ
宅配買取でおすすめの業者さんを紹介します。
それぞれサービスに特徴がありますから、ぜひご自分の事情にあわせて利用してもらえればと思います。
ブックオフオンライン
言わずと知れた大手です。大きな店舗を構えている地域もありますから、直接持っていって売るのも可です。
宅配買取ももちろん対応してくれます。業者さんが無料で集荷に来てくれますので、ダンボールに古本やCD、DVD、フィギュアなど売りたいものを収めておきましょう。
さまざまな商品を買い取ってくれるのもブックオフの大きな強みのひとつです。集荷の曜日や時間も指定できます(申し込み当日は不可)。
また、ダンボールも有料で提供しています(200円・送料無料)。
ダンボールはホームセンターなどで入手できますが、どうしても手に入らない方は購入するのも検討してみてはどうでしょう。
集荷から1週間ほどで入金される流れです。買取価格もHPで検索できます。あらかじめどのくらいの金額になるのか参考にできるわけです。
ぜひ一度サイトをご覧になってみてはいかがでしょう。
【ブックオフ】公式宅配買取サービスもったいない本舗
古本といえば「もったいない本舗」という感じです。
Amazonや楽天市場にも出店していますので、そちらで利用した方もいらっしゃるでしょう。
「もったいない本舗」も宅配買取のサービスを行っています。
流れとしては、まずHPの「買取案内資料請求フォーム」で名前・住所・ダンボールの有無などを記入して送信します。そうすると、記入した住所に、
・買取案内資料
・段ボール
・着払い伝票
などが送られてきます。本州にお住まいなら、5日ほどで届きます。
ダンボールに詰めたら、今度はHPの「集荷依頼フォーム」から集荷依頼をします。業者さんが自宅に来てくれて古本をつめたダンボールを回収します。送料は無料です。
なかには値段がつかない商品もあります。それらも無料で引き取ってくれます。ありがたいですね。私もだいぶ引き取ってもらいました。
古本は30点、CDは20点から買取可ということです。ぜひHPで詳細を確認してください。
もったいない本舗ブックサプライ
ネットで申し込み→業者さんが集荷→査定という流れは同じです。
ダンボールも初回はサービスで送ってくれます。ダンボール無料は初回だけですが、査定額が2000円以上ならその次のダンボールが無料になります。
査定が終了したら金額をメールで知らせてくれます。それでOKなら支払いという形になります。この承認のプロセスをはぶくこともできます。その場合は自動的に支払いになります。
古本のほかにも、アウトドア用品や小型家電、電動工具やスニーカーまで取り扱っています。
金券やお中元なども買取可能です。
ぜひHPで一度確認してみてください。
ブックサプライ全巻漫画ドットコム
漫画を全巻でもっている人には朗報です。ぜひ「全巻漫画ドットコム」で買い取ってもらいましょう。
もちろんバラで売るのも可能です。
HPにある買取フォームに必要事項を入力して登録しましょう。
折り返し送られてくる案内メールに、銀行口座などの必要事項を記入して再びメールします。希望日時に業者さんが引き取りに来てくれます。
ただし、ダンボールは自分で用意しなければなりません。また、商品と身分証のコピーを一緒に梱包しておくことも忘れないでください。
この「全巻漫画ドットコム」さんは、買取もさることながら、漫画の全巻セットの在庫は日本最大級とのことです。
HPをのぞいてみると、欲しいなと思わせるラインナップがそろっています。
漫画全巻セット一括購入BOOKRIVER
専門書・医学書・ビジネス書の買取専門がこの「BOOKRIVER」さんです。
専門書の買取はなかなか難しいものです。買い取れないということではありません。安く買われてしまうということです。
その本の価値に見合わない金額で買われてしまうのです。
その点、この「BOOKRIVER」さんは専門書の専門家なので、安心してお願いすることができます。専門書の希少価値を知るプロがいるということです。
実際にHPで拝見してみると、洋書の「Essential Grammar in Use」が1000円(2020/3/17)で買い取ってくれたり、哲学書の「ストア派哲学入門」が900円(2020/6/10)だったりと、なかなか高額です。
ダンボールは集荷の業者から購入し、領収書を同封することであとで負担してもらえます。着払いで発送することで、発送代金も負担してくれます。運送業者は佐川急便のみの指定のようです。
HPで事前に査定もできますので、ぜひ検討してみてはいかがでしょうか。
【BOOKRIVER】まとめ
古本の整理は少しかなしいものですが、気持ちの整理にもなるのでオススメです。
いざ処分してみれば、意外に晴れ晴れとした気持ちになるから不思議なものです。古本が重荷でもあったことに気づく瞬間です。
気持ちの整理のためにも、定期的に古本は処分したほうが心の健康のためにもいいようです。あなたも一度、そういう機会をつくってみてはどうでしょうか。
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