韓国語を学ぶならコレがオススメ

書評

スマホやテレビなどの家電製品にとどまらず、映画やエンターテインメントでも存在感を高める韓国。韓国語についての需要も年々高まっているように感じます。

今回は、韓国語を学ぶうえで使える本をいくつか紹介します。私が実際に使ってみてこれはいい!と感じたものだけを厳選しました。

韓国語は日本語と文法構造もほぼ同じで、私たち日本人なら習得も容易です。

少なくとも英語やフランス語などの西洋の諸言語に比べれば遥かに学びやすい言語です。英語は苦手だから外国語は無理、としり込みする必要はありません。

やってみれば思いのほか親しみやすいのが韓国語です。ぜひ参考にしてください。

まずは文字(ハングル)に慣れよう

まずはハングル文字に慣れましょう。これも難しい文字ではありません。

一週間もやれば慣れてしまいます。私が実際使ってわかりやすかったのは以下の2点です。

正直ハングル文字はこれで十分です。

この他にもすぐれたハングル入門書がありますので、ぶっちゃけどれを使ってもいいのですが、私が使いやすかったのが上記の2冊でした。

まずはハングル文字に慣れましょう。

目で見るだけでなく、実際に手で書いてみるのをオススメします。

ハングル文字がグッと身近なものになりますよ。

文法の入門書はこれが使いやすい

文法書もさまざまありますが、入門書としてはこの1冊にとどめを刺します。

ハングル文字の説明から始まりますので、まさに「ゼロ」から韓国語が学べる構成になっています。

正直この1冊でも用は足りますが、さきほど紹介した本でハングル文字に習熟してからこちらのテキストに取り組むのがベターです。

文法項目にすぐ移行できますからね。

本書は、よくある挨拶や日常で使うフレーズを紹介してお茶を濁すタイプの文法書ではありません。全部で40レッスン、変則活用もやれば形容詞や動詞の現在連体形もあり、レベルとしては中級に手が届くぐらいまではカバーしていると思います。

レイアウトも非常に見やすく、説明もわかりやすい。CDも付属でついていますから、韓国語の発音もバッチリです。

もちろん、各レッスンごとに練習問題もあるので、レッスンで学んだ項目の復習になります。当然、解答も巻末に掲載されていますので、その点は安心してください。

韓国語の文法書もこれまた汗牛充棟、どれを選べばよいか迷いますが、初心者なら間違いなく本書がオススメです。

かくいう私も本書で韓国語のあらましが理解できるようになりました。自信をもっておすすめします。

ちなみに、本書の著者である木内明氏による「CD付 7日でできる! 韓国語ゆるレッスン」もオススメです。こちらは本当の初心者向けという趣ですので、参考にしてみてください。

株式会社 K Village Tokyo 東証一部上場グループが運営する「日本最大」の韓国語教室。

辞書も用意しておこう

学習が進むにつれて辞書も必要になってきます。

まずはこれを買っておくのがオススメです。

せっかくですので、木内明氏の名が冠する「ポケット版 実用日韓・韓日辞典」がいいでしょう。

ポケット版ですから非常に使いやすい。文字も比較的大きいので見やすいのもありがたいです。年を取ってくると老眼になりますから、小さい文字の辞書は困るのです(笑)


昔よく使っていた辞典などは今では読めません。字が小さすぎるからです。

本書は日韓で1万1千語、韓日で1万語の収録ですから、初心者はこれで十分です。中級以上になればもっと大きな辞書が必要になってきます。

韓国語を深く勉強していくならこの辞書は必須ですね。ただ初心者はいきなり本格的な辞書を買っても使いこなせません。まずはポケット版で慣れておくのがいいでしょう。

おまけ

ここからは韓国語についての有益な情報ではなく思い出話ですので、興味のない方は読まなくて大丈夫です(笑)


私が若いころの韓国語というか朝鮮語のまとまったテキストとして有名だったのは「朝鮮語四週間」です。いわゆる四週間シリーズのひとつですね。もう古本でしか手に入らない貴重な本ですが、思い出深い一冊です。

かつては「朝鮮語」と呼ぶのが一般的でした。いまは「韓国語」と呼ぶのが一般的のようです。半島における「韓国」の存在感が強くなってきたということでしょうか。

先日、本棚からこの「朝鮮語四週間」を引っ張り出してペラペラとめくってみました。長文訳読で1961年の韓国日報の社説を発見したときは思わず声をあげてしまいました。

ハングルと漢字混じりの珍しい表記だったからです。

いまでは漢字はほとんど使われず、ハングル一色になってしまったのを考えれば、非常に貴重なテキストだとも思います。

朝鮮語四週間」は内容がもう古くて実用の役には立たないでしょうが、私にとっては思い出深い一冊なのです。

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