哲学

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書評

日本政治思想の原流 中江兆民「三酔人経綸問答」を読む

今回ご紹介するのは、中江兆民「三酔人経綸問答」です。 1887年(明治20年)に発表された作品ですが、現代でもその価値はいささかも失われていません。政治思想に関心がある人だけでなく、明治という時代に興味を持つ方や、現代の国際政治を理解したい...
書評

名著に触れる 岡田英弘の「歴史とはなにか」を読む

「歴史とはなにか」、刺激的なタイトルである。私たちの思い込みを打ち砕く力を持っている本である。 私たちは歴史について悩んだことはない。歴史は歴史だ、過去の事実の集積だ、そんなイメージを持つ。 しかし、一度立ち止まって考えてみれば、歴史を成り...
中国史

孫文「三民主義」をわかりやすく

孫文を知らない人はいないでしょう。中国では「国父」と称される革命家であり政治家です。 現在の中国と台湾の対立の淵源ともいえる人物でもあります。 今回は孫文の政治哲学、とくに「三民主義」に注目してご紹介していきます。中国政治思想史において画期...
哲学

アナーキズムとは何か 自由と国家について考える

セックス・ピストルズというイギリスのパンクバンドをご存じでしょうか。1970年代に活動し、破滅的な人生を送ったメンバーのシド・ヴィシャスはつとに有名です。 そのセックス・ピストルズの有名な曲に「アナーキー・イン・ザ・UK」があります。 「I...
書評

読書日記 ロレンス「黙示録論」について

今回は、「チャタレイ夫人の恋人」で有名なD.H.ロレンス(1885~1930)のエッセイを紹介します。 ロレンスの思想を知るためには必読の書です。日本では福田恆存の翻訳で広く知られ、福田の思想にも大きな影響を与えました。 つまり、ロレンスの...
書評

私の読書論 結論「好きなように読めばいい」

読書は最高の娯楽です。あえて言いますが、これ以上に楽しいものはありません。 こんなことを言うと叱られそうですが、酒・博打・女、そんなものより読書読書です。 今回は読書について少しムダ話をしようと思います。 読書好きなら共感していただける部分...
書評

ロシア語を学ぶならこれがおススメ

ロシア語を学ぶうえで使えるテキストを紹介していきます。 ロシア語について何も知らない、という初心者でも大丈夫なものを厳選しました。 いずれも私自身使ってみて、いいな、と感じたテキストだけに限定しています。 ぜひ参考にしてください。 ロシア語...
書評

落ち込んだ時こそ坂口安吾を読む 生きる力を回復しよう

人間は言葉の動物です。 人間は言葉によって救われ、言葉によって殺されるのです。 すぐれた言葉は、人を奮い立たせる力があります。傷を癒すこともあります。すぐれた文学が必要な所以です。 今回は、坂口安吾に焦点をあてます。多くのひとが安吾のエッセ...
中国史

中国近代史を概観する 「リットン報告書」を読もう

中国近代史を理解するうえで役に立つ本、それが「リットン報告書」だ。 国際連盟の調査団がまとめた報告書のことだが、歴史の授業で聞いたことがあるかもしれない。 1931年の満洲事変に関してのレポートでもある。この「リットン報告書」を精読すれば、...
書評

MMTとは何か? 森永康平「MMTが日本を救う」を読む

MMTという言葉をご存じでしょうか。聞いたことがある方も多いのではないでしょうか。 経済に関する用語であるのは確かだが、その内容はよく知らない。 こういう方がほとんどではないでしょうか。 MMTを理解するのに最適なのは、森永康平「MMTが日...
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